はじめに
1巻を読んでドはまりした本シリーズ。
3巻では、第3〜第5の習慣について解説しています。
概要
どれも1巻で軽く触れた内容ではありますが、
それをより噛み砕いていたり、1巻にはない解説もあり。
1巻を読んだことがある人でも買いな内容になっているかと思います。
印象に残ったフレーズ
次に取るべき行動の選択肢は、ひっきりなしに舞い込んでくる。
最良の選択を生きるには、ときにきっぱり爽やかに、未練がましくなく
「ノー」と癒える強さが必要だ
ためらわずに「ノー」と言うためには、それより強い「イエス」
もっと大事なことが、あなたの内面で燃えていなくてはならない。
⇒自己啓発やらライフハックやらされている方は特にそうかと思いますが、
様々なお誘いがあり、都度都度全て応えていては自分の時間も取れないかと思います。
そんな際に、それを肯定的に拒否できたらどんなに心が楽でしょう。
本書では、そこに至る考え方が描かれています。
緊急の用事は、いつも私たちの目の前に現れる。
緊急の用事が出来ると俄然張り切る人も少なくない。
緊急の用事の中には、楽しいこと、簡単にできること、
面白いこともたくさんあるからだ。
しかし、ほとんどは重要な用事ではない。
⇒個人のことで恐縮ですが、私は普段エンジニアをしています。
その中で、突然目の前に障害が飛び込んできます。
その復旧や調査はとても緊急度が高く、
今まで俄然やる気が出てこなしておりました。
ですが、本書を読むと、その理由、そしてそれが宜しくない
理由が一目瞭然で分かるように記載されております。
(ちょっと悲しみを感じるくらいに。)
そういう風に任されたら、上司にあげた仕事って僕のものっていうことになる
⇒この考え方は人にお願いをする上で、そしてお願いされたことに対して
応える上でとてもとても大切なことだと思います。
人生は「つながり」の中でこそ開花する
⇒1巻で再三言われていることですが、人の幸せは個人ではありえない。
以前読んだ際にそのことを深く(再)認識しましたが、
こちらは生きていく上での最も大切なことですね。
条件つきの愛を受け入れた子は、愛は努力しなければ得られない物だと考えるようになり、
その裏返しとして、自分は元々価値のない人間だ、愛されるに値する人間ではないのだと思ってしまう。
⇒思い言葉です。条件つきの愛でもいいから!って思うことも良い大人になると
あるかと思いますが、それでは幸せになれないんですね。
NoDealを選択肢の1つとして持っていれば、余裕を持つことができる。
⇒今回、私が本書でもっとも参考になった内容がこちらです。
以前自分が「もういいや、やめる」という回答を持った状況で
物事を進めているときに、とても上手くすすんだ&清々しい気持ちだったことが有りました。
それは良いことなのか?悪いことなのか?というもやもやしていましたが、
相手と対等に物事を進めて行くには持っていて然るべきと分かり、とてもスッキリしました。
あなたの誠意、主体性、Win-Winを目指す決意が強くなるほど、相手に与える影響力も大きくなる。
取引方リーダーシップを超えて、変革型リーダーシップとなり、自分も相手も
そしても関係そのものを変える力を持つのである。
⇒これも以前の自分の体験の中で不思議に思う&整理ができていなかったこと。
相手を信頼し、巻き込み、お互い成功しようとすること。このことの大切さを痛感しました。
「豊かさマインド」を持つ人は「誰かが成功しても、自分の取り分が減る訳ではない。
世の中に成功は沢山ある」と考える。人の成功を妬まず、心から「おめでとう」と言えるからである。
⇒これは再認識して実践していきたいですね。
こと会社ではお互いがひとつのボーナスの器の奪い合いになり、ギスギスしがちです。
考え方は色々あるけれど、少なくとも7つの習慣に則るという意味では、
そんなことよりももっと大切なことを重視するべき、という立場に立つ、はず。。
これで社会人として上手くいくかはおいておいて、自分はこの考えが好きですね。
人の話は「感情的な話」と「理論的な話」を行き来している
⇒とてもしっくりきました。
傾聴の方法は1巻でも散々書かれておりましたが、
その在り方まで記載されており、より深く納得感のある描かれ方をしていました。
おわりに
自己啓発書時代読むのも久々でしたが、相変わらず満足度の高い内容でした。
特に上に挙げたフレーズ・考え方についてはこれからの人生にとても影響を与えてくれそうだなと。
個人的には2巻よりも満足度高かったですね。86点です。
まんがでわかる7つの習慣3 第3の習慣/第4の習慣/第5の習慣 (まんがでわかるシリーズ)
- 作者: フランクリン・コヴィー・ジャパン,小山鹿梨子
- 出版社/メーカー: 宝島社
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