はじめに
たまたま早く帰ることが出来、ふらっと映画館に立ち寄ってみました。
すると、そこには『このミステリーがすごい!第1位』の触れ込みで
宣伝されている本作が。洋画でミステリーなんてあまり見たことがないので、
どんなもんだろう?という期待と不安を旨に映画に挑みました。
概要 ※映画.comさんより抜粋させていただきました。
53年、ソ連で9歳から14歳の子どもたちが全裸で胃を摘出され、
溺死した変死体として発見される。しかし、犯罪なき理想国家を
掲げるスターリン政権は、殺人事件は国家の理念に反することから、
事故として処理してしまう。秘密警察の捜査官レオは、親友の息子の死をきっかけに、
自らが秘密警察に追われる立場になりながらも事件の解明のため捜査を開始するが……。
感想/印象に残ったフレーズ
結論から申し上げると、胸に抱いていた『不安』が的中。
駄作も駄作だったなと思います。
そもそも本作は、2時間強という枠の中に詰め込むのが難しかったのでしょうか。
犯人も最初から居る人でもなく、伏線をガッツリ敷いているわけでもなく。
ポッと突然描写された犯人を予定調和的に捕まえる流れで、なんとも残念でした。
これなら、普段地上波でやっているような日本の2時間刑事ドラマ
の方が出来としては数段レベルが上でしょう。そう考えてしまうくらい、シナリオの作り込み(もしくはその見せ方)が甘かったです。
加えて、個人的に最もいけ好かなかった点は、犯人の猟奇的な趣向が
ナチス・ドイツ(ヒトラー)が作った薬のせいで云々って話を始めた時。
罪はすべてナチスに被せれば良いと投げ出してる感が伝わってきて、
その時点で興ざめしてしまいました。
思考停止的に何でもかんでもナチスが悪いってする思想ありますよね。
別に私も彼らを支持するつもりは毛頭ないですが、いい加減食傷気味です。
途中、夫婦愛やら何やらありましたが、
私の心に残るような印象的なシーンはコレと言ってありませんでした。
おわりに
色々考えられてはいると思うのだけれど、
ストーリーも途中からポッと出の人ですし、演出自体も凄いと思う箇所も有りませんでした。そのため、採点としては53点で。
そもそも私自身がミステリーに合わなかったのかも知れません。
あえて映画として観る価値を感じない・テレビやらで観れば良いなと……。
- 作者: トム・ロブスミス,Tom Rob Smith,田口俊樹
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